N.P.O.プレンティアの森 沿革(概要)

1998年 春  定例の森づくりイベントを年間4回とした、『プレンティアの森を実現する会』を発足。
1999年10月 水窪町より賃借を受けた町有林約3ヘクタールで、初のプレンティアイベントを開催。(46名)
2000年 1月 環境意識の啓蒙を目的に、広告協賛企業を集い、意見広告の掲出を始める。(全7段)
       6月   森づくりの対象地である水窪町に田辺を会長とした水窪プレンティアの会を発足。
2001年10月 法人化を検討。静岡県のNPO推進室との相談の結果、
          当局のアドバイスに従って法人化をせず、組織、規約を整備し、名称を
          NPOプレンティアの森と改め、水野 博を代表とする役員を選任。
2002年 1月 定期新聞広告(第7回)を全ページ意見広告に拡大し、年4回掲出とする。
          水窪町の林業経験者を中心にプレンティアインストラクターを選任
2003年11月 第1回プレンティアリーダー研修、認定を行なう。
          『一万人のどんぐりの里親』計画の企画作業を始める。
2004年 3月 『一万人のどんぐりの里親』イベントを開始。
          後援:浜松市、浜北市、天竜市、水窪町の各市、町及び教育委員会
          協賛:企業約40社
          9750個のどんぐりと育苗セットを都市部の幼稚園、小中学校、団体、等に配付
      10月 浜松市主催の環境フェア21に出展する。
      11月 浜松市より『森づくりインストラクター養成講座』を授託を受ける(全5回)
2005年 6月 水窪町との間に新たに用地2142㎡の委託管理契約を結び、
          『里子の森』として、どんぐりの里親の森づくり専用の用地を確保する。
         7月 第一回『どんぐりサミット』を開催。27日中日新聞2面見開きで掲載。
 10月~12月 市民が育てたどんぐりの苗木の里帰りを協賛企業の主催イベントとして
          実施し、5社の主催によって7回に渡り、1168本が植樹される。
2006年 3月 ロンドンにて英国BTCVと意見交換を行い、ホームページの相互リンクを開始
       4月 第二回『どんぐりサミット』の開催
       5月 著書『プレンティアの森』をNPOプレンティアの森企画事業部会から発行
      10月 平成18年度全国育樹活動コンクール林野庁長官賞を受賞。
      11月 どんぐりの里親2007を実施、およそ5000セットを市中に配付。
2007年 4月 第三回『どんぐりサミット』の開催
       9月 CSRのための『フォレスティングパーク構想』を発表。プレンティア方式に依る
           Co2吸収量を積算。
      10月 「持続可能な成長と豊さ」をテーマに『守ろう地球の生命線』意見広告
          キャンペーンを開始。
      11月 どんぐりの里親2008を実施。およそ1200セットを市中に配付。
      12月 どんぐりの里親2007『森づくり体験作文コンクール』表彰式を開催。
    7月~11月 協賛企業の13社、団体の主催によって7回に渡り、2000本以上が植樹される。
2008年 1月 ナショナルトラストによる(プレンティアの森)買収構想を意見広告で発表
       6月 第四回『どんぐりサミット』の開催
       9月 第二回浜松ビジネスフェスタに参加『セルフカーボンニュートラル構想』をPR。
      11月 どんぐりの里親2008を実施、およそ1600セットを市中に配付。
      12月 『森づくり体験作文コンクール』表彰式を開催。(南区わくわくフェスタ)
  7月~11月 協賛企業の13社、団体の主催によって12回に渡り、1656本を植樹。
2009年 6月 平成21年度カーボンオフセットモデル構築事業について浜松市の事業委託を
          受け協働を開始する。
      11月 小堀谷私有林にてオフセットモデル施業を実施し、構想推進の企業向けPR用
          パンフレットを作成。
          どんぐりの里親2009を実施。およそ1200セットを市中に配付。
          炭素吸収量積算方式を発表。
  7月~11月 協賛企業社、団体の主催によって10回に渡り、1200本を植樹。
2010年 3月 NTTドコモと浜松市との協定に基づきドコモ天竜の森の施業指導を開始する。
       6月 平成22年度森林におけるCSR推進事業について浜松市との協働事業を継続。
          第五回『どんぐりサミット』にて浜松モデルの市有林のCSR推進構想を発表。
          著書『森色めがね』をNPOプレンティアの森企画事業部会から発行
      10月 ISO14001認証企業を対象にCSR意識調査を実施。調査対象企業を
          招待してモデル施業見学会を実施。
      11月 どんぐりの里親2010を実施。およそ1200セットを市中に配付。
  4月~11月 協賛企業、団体の主催により11回に渡って森の再生活動が実施される。
2011年 4月 平成22年度森林におけるCSR推進事業に基づいて浜松市とNPO協賛         
          企業4社間で協定を締結。
      10月 浜松市のオフセットモデル構築事業(H21年度)、森林におけるCSR推進
          事業(H22年度)の消滅を知る。
          ウッドストックプロジェクトどんぐりの里親2011で育苗セットが市中に配布される。
  6月~11月 協賛企業の13社、団体の主催によって11回に渡って森の再生活動が実施される。
      12月 ウッドストックコンサートのプレ・イベントとしてフォレストチャリティーコンサートに協力。
          『森づくり体験作文コンクール』表彰式を開催。

N.P.O.プレンティアの森 規約

目的 : 多くの市民を対象に知的なレジャーとして自然を楽しむために必要な知識を広め、感性を啓蒙し、技術を育てて、その知性と感性と技術とを携えて水系の森林の中に費やされる時間を活用し、自然との共生を実感できる豊かな生態系を持った森を再生させようとするものです。
広く地域のあらゆる企業を対象に協賛の呼びかけを行い、環境貢献活動や環境メセナなどの地域貢献活動の推進を促すと共に、様々な暮らしの文化を紡ぎ出してきた『森』を、多様なエコビジネスのフィールドとして蘇らせようとするものです。
環境活動団体に森を対象とし、理念を共有できるあらゆる環境活動団体に協働を呼び掛け、プレンティアトラストとして森の文化の再生を志そうとするものです。

名称 : 本会は、N.P.O.プレンティアの森と称し、
事務局を浜松市中区高林5丁目11-6に置きます。

会員の資格 : 市民や企業の多様な森へのモチベーションを喚起し、体験によって培われたエネルギーを森の再生に向けるという本来の目的から、本会は特定の会員による活動組織ではなく、個々の活動団体の指導者及び、プレンティア運動の理論及び技術を持った指導者、スタッフによって構成されます。

事業 : 本会の事業
1)普及・啓蒙活動
理念の普及、啓蒙 : 広告協賛金などを運用し、様々なメディアを活用して森への関心を高め、共感を作り上げて地域への啓蒙活動を行う。
技術の集積、教育 : 独自な森の再生手法(フォレスティング技術)の研究開発の他、様々な里山遊びの企画開発、伝承農業技術等の保全、等現代のニーズに
即応し意義ある森の活用手法を研究し、イベント等の開催によってその普及を図る。
指導者の育成、人材の派遣 : プレンティア活動に必要なスタッフ、それらの指導者、インストラクターの養成。及びその派遣を行う。
2)環境保全計画の受託
森づくりの企画、調査、設計及び、コンサルタント、講師等人材の派遣等、民間、行政等の計画の策定、実施作業の受託を行う。
3)企業の地域貢献活動や環境メセナの企画、提案:プランナーやアドバイザー、インストラクターの派遣、企画提案などによって企業の環境貢献活動やメセナ活動を支援する。
4)マーケットの創造:市民のエコロジーへの意志を喚起する事を通じて理念に協賛する地域企業の発展に貢献する。
費用の源泉
1)事業の費用
高い環境意識を持つ企業の協賛金、行政や企業や団体の助成や寄付、および事業収入を運営資金とする。
2)イベントの費用
プレンティアイベントへの参加費を活動に要する実費に充当する。

組織 : 本会の組織
1)事業本部
組織全体を理念のもとに統括し、その実現のための独創的かつ戦略的な手法を立案し運営理事会で検討する意志決定機関であり、プレンティア活動対象地の各支部、及びメセナ推進事業部および、事業本部の決定に基づいてそれぞれの専門分野の事業の遂行を担当する以下の3つの担当事業部会を統括する。
2)企画事業部会
目的の実現に向けたさまざまな事業を企画し、必要な技術の研究開発、あるいは受託した事業の遂行を担当する。
3)PR事業部会
協賛企業のPR、新規加入促進、一般市民へのイベント参加PR等、プレンティア活動の普及・啓蒙事業を担当する
4)技術事業部会
プレンティア活動に必要な(フォレスティング、対象地の保全、イベント指導)等の技術開発、蓄積とその普及を担当する。
5)プレンティアの会
運営理事会が必要あると認め代表の承認を得た場合は、プレンティア活動対象地名を冠したプレンティアの会を置くことができる。
地名を冠した現地組織は、当会の目的と手法とを理解し、その実現に協働する事を目的とし、本会の理念目的に添う限り自由な組織として自主運営されるものとし、プレンティアの名称の使用はその活動の範疇で許可される。
6)プレンティアトラスト加盟団体
プレンティア活動の目的及び理念に賛同する各地の環境活動団体は、規約の整備、事業計画の整合性等の条件を満たせば、本会との間にトラストを締結することができ、本会の持つフォレスティング技術・プレンティアマネジメントのノウハウ・管理資料・PR等の著作資料の提供及び、開発機器や用品等の供給を受ける事ができる。

役員 : 本会の役員
1)組織全体を統括する代表一名の他、それを補佐する業務担当部会の部会長および担当業務の遂行を補佐するスタッフを置く。
NPOプレンティアの森 代表 : 組織全体を統括する総括責任者として、部会長によって構成する運営幹事会によって選任される。
部会長 : 企画、PR、イベント、のそれぞれの責任者として、部会員の互選によって選任される。
インストラクター : フォレスティング技術、伝承農業技術あるいは、森や自然に関する豊富な知識など、当NPOの理念の実現に必要な能力を持つ人材として本部事務局が認めた者で、運営幹事会の承認によって委託される。
スタッフ : プレンティアの目的に賛同しその実現にしかるべき知識や技術を持つ者で、部会長が部会事業の推進にとって有用な人材であると認め、運営幹事会の承認を得た者。
プレンティアリーダー : 自ら中心となって、友人、職場、家族など、身近かな人間関係の中で活動を呼びかける意欲ある個人。
協賛企業や団体の申請に基いて運営連絡会の承認を経て委託される。

2)本会名称に対象地名を冠したプレンティアの会は、インストラクター資格を持つものの中から各団体の総意によって会長一名を選出する。
プレンティアの会の役員はインストラクターの中から選出し、以上の本会の役員、スタッフには、やむを得ない事由以外にはイベントの運営スタッフとしての参加が義務付けられる。

後援・協力 : 本会は本会の理念のより合理的な浸透を図るため、対象地域および水系の市町村、商工会議所、商工会を始め各種団体の協力、後援については事業本部あるいは各事業部会の提案に基づき代表の決済によって呼びかけまたは、受託することができるものとする。